続・MMI 3GでBluetoothオーディオ

旧MMI 3GでBluetooth A2DPを使うための選択肢を考えてみる。
既存機器の組み合わせで可能なことから。

1. 純正サポートを待つ

アウディの純正ソフトウェアサポートを待つ。
2008年9月のインタビューでAudi of AmericaのGMが「3Gならハードは対応しているからソフトのダウンロードでA2DPにも対応できるよ」と言っていたのをまだ信じて待ち続けられるか。
既にその後3年以上放置されて、英語圏でのフォーラムでは彼を嘘つき呼ばわりするMMI 3Gユーザーもちらほら。

2. 純正MMI2Gアダプター流用

MMI 3G用ではないが、純正MMI 2G用Bluetoothアダプター(4F0051510K) を使って接続する。
MMI 2Gでは、USBドングルでのソフトウェアアップデートをするとAMIにつなぐアダプターが使えるようになるもの。
このソフトウェアアップデートなしでも、アダプターのみでMMI 3Gでも使えた、という話があるようだ。
が、その場合でも走行系の操作はできてもMMI側に曲名が表示されたりはしない、とか、音質的には劣化を感じる、ということなので、対応するBluetoothのベースバージョンやプロファイルバージョンは低いかもしれない。
パッケージ写真には日本語もあるが、今は純正オプションカタログには見当たらない。

3. AUXケーブル+USB電源

AMI用のAUXケーブル(4F0051510F)を使う。
このケーブルは片側がAMIコネクタ、もう片方がφ3.5ステレオミニプラグなので、φ3.5ステレオアウトのあるデバイスを接続する。
ネックになるのはデバイスへの電源供給。
AMIコネクタに12V、5Vは来ているようだが、グローブボックス内で見えるところに汎用電源は来ていない。
AMIコネクタがこのケーブルで埋まってしまうと、別途電源を確保する必要がある。
グローブボックス内にシガーライターソケットがある86/BRZがちょっとうらやましい(笑)

ただ、電源が確保できても、一般的にφ3.5イヤフォンを接続できるようなBluetoothレシーバは充電と再生を両立できない。
グローブボックス内でAMIに接続してレシーバを転がしておいても、充電が必要になったら再生をあきらめる必要がある。
AC電源が前提のホーム用のA2DPレシーバを使う手もあるとは思うが、あまり馴染みのないブランドに手を出すのも気が引ける。
出来ればいつも使っているソニー製のレシーバが使えると良いのだが、ソニーブランドでは充電と再生が両立できるレシーバは出ていない。
あえて挙げるなら、SonyEricsson HBH-DS205(MK2)
これはVer.2.0+EDR対応で、5V充電と再生が同時にできる。
マルチペアリングやSBC以外のコーデックでの伝送に対応していないのがちょっと惜しいところ。

4. dockコネクタケーブル・・・?

AMI用の純正iPodコネクタケーブル(4F0051510K)を使う。
このケーブルは片側がAMIコネクタ、もう片方がiPod/iPhoneのdockコネクタになっている。
一見、dockコネクタでつながるなら何でもOKっぽく見えるが残念ながらそうはいかない。
iPodやiPhoneそのものはOKだが、BluetoothでiPod/iPhoneに接続して無線化するようなdockアダプタはNG。
販売終了製品だが、例えばcorega CG-BT2MR01とかはAMIにつないでも認識されないし音は出ない。

dockコネクタを持つデバイスの接続先といえば、文字通りApple純正や他のメーカーからも出ているiPod/iPhoneドック。
iPod/iPhoneのdockコネクターにはラインアウト出力があり、ドックに接続したときにはここから出たアナログ音声がドックから出力される。
これを内蔵のアンプ・スピーカに出力しているのが、いわゆるiPodスピーカ、例えばYAMAHA PDX-31みたいなのとか。
この場合、楽曲の選択や再生の操作はiPod/iPhoneの画面上から行い、接続先はアナログ音声を流しているだけだと思う。

一方、dockコネクタにはアナログのラインアウトだけじゃなくてUSB D+/-やFireWire接続用の端子もあり、これらの端子を利用してデジタル接続されるデバイス間のプロトコルはAppleによって「MFi Program」の中で仕様化されている。
この「iPodアクセサリプロトコル」には、接続時にiPod/iPhone側の画面をロックして、自律的な動作をさせなくする仕様がある。
この場合、接続先の機器から楽曲ライブラリの表示と指定を行って再生することが前提となっており、iPod/iPhone側では操作ができない。
また、このiPodアクセサリプロトコルでUSB接続したときに、iPod/iPhoneとして正しくライブラリ情報を返せる形になっていないと、出力する側からも再生指示が出来ない。
iPod/iPhoneがこのとき音声をアナログ出力しているのかUSBでデジタル出力をしているのかは知らないが、いずれにしろ、この場合には両デバイスがMFi仕様で動作しないことには再生は出来ないということには変わりはない。
ロードスターにつけているKENWOOD U-565は、このUSB接続時の画面ロックを解除してiPod/iPhoneでの画面操作が可能になる「iPod by hand」モードがあるが、iPod/iPhone側からこのモードに入ることは出来ない。

iPod/iPhoneが持つ出力仕様をアナログ出力に限って部分的に使うのが前者のようなdockスピーカ等、USB接続でのプロトコル含めて使うのが後者のカーAV等で、前者を無線化するdockアダプタは後者の機器との互換性はない。
AMIに限らずこの罠にはまる人は多いようで、 「dockアダプタ買って無線化しようとしたけど、カーナビのUSBにつないでも認識されないじゃないか」というのはよく見る。
国内メーカーから前者のタイプのアダプタが発売されても市場に定着していないのは、この分かりにくさからクレームになる、ということもあるのかもしれない。

MMIは画面上でAMI接続されたiPodのライブラリを表示して、曲指定して再生できる。
つまり、後者のiPodアクセサリプロトコルに対応していることが必要。
前者の無線化アダプタを組合せてもBluetooth接続は出来ない、となる。

(続く)

One Response to 続・MMI 3GでBluetoothオーディオ

  1. ピンバック: 譲ります: MMI 3G用 Bluetoothオーディオ接続アダプタ | porcup

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